| プロフィール | 出演作品（黄文字＝使用可能、灰文字＝使用不可、青文字＝非格闘） | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
李珍珠 Lee Jinju （イ・ジンジュ） "メイ"李珍珠 格闘スタイル：テコンドー（オリジナルアレンジ入り） |
--アーケード＆移植版-- THE KING OF FIGHTERS 2001 THE KING OF FIGHTERS 2002 --家庭用専用-- THE KING OF FIGHTERS '94 RE-BOUT（PS2、背景） THE KING OF FIGHTERS -ネスツ編- NGオンラインコレクション（PS2） |
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| キャラクターよもやま話 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 李珍珠で書いても解らない方が多いと思いますが、日本や米国で親しまれている名前で言うと、「メイ・リー」です。 名前については後で書きますので、まずはキャラクター紹介を。 メイはキム・カッファンの弟子の一人でKOF2001と2002に登場した、テコンドー使いの女の子。頭に丸メガネのようなものをカチューシャのように付け、紺色のTシャツには黄色いカエルのプリント、首には真っ赤なマフラー、腰には真ん中の風車が韓国マークに変わったライダーベルトを装着するという、色んな意味でど根性なキャラ。 つくろわずに言ってしまうと、ど根性ガエルと仮面ライダーを元ネタにした衣装。 足技主体だが、はっきり言ってテコンドーには見えない。普通なら韓国の人から「これはテコンドーじゃねぇ！」と怒られそうなもんだが、韓国側の要望で作ったキャラなので、どうしようもない。まあチャンもチョイもテコンドーじゃないので、今更突っ込む必要もないでしょう(笑) 特殊動作をする事で「ヒーローモード」に移行。ヒーロー状態だと必殺技が全て変化し、ガードが出来なくなる。超必等も変化するため、メイ・リーを使いこなすためには通常状態とヒーロー状態を両方習得する必要がある。 どういう経緯でキムの弟子になったのかは不明ですが、あくまでも「KOFのキム」の弟子なので注意。元々の「餓狼のキム」ならばチャンやチョイさえ弟子にはしていないだろうし、ジョンというライバルも居たかどうか不明なほど、KOFのキムは別人になっています。 メイ・リーは韓国からの強い要望で生まれたキャラです。 KOF2001は旧SNK倒産後に作られた初めてのKOFで、ブレッツァソフト（後にSNKネオジオに吸収され、更にSNKプレイモアに吸収される）が制作を担当し、韓国のイオリス社がスポンサー兼開発スタッフ派遣という、いわば日韓合作（だけどスポンサーの発言力がデカイ）という形で作られました。 そのためメイ・リーは韓国人に受けるためのキャラとして作られ、外見は当時韓国でも人気があったアニメ「ど根性ガエル」と特撮「仮面ライダー」の要素を併せ持ち、ライダーよろしくヒーローとして戦うモードを持ったキャラとなりました。韓国側の要望は、「韓国版アテナ」のようなアイドル的なキャラだったそうですが、終着点は元気一杯の戦う特撮マニアという微妙に要望を満たせているのか疑問なキャラとなりました。 重ねて言いますが、「餓狼のキム」の弟子ならば絶対こうは成らなかっただろうというキャラクターです。「KOFのキム」はコメディ要員であり、正義や悪という記号化にこだわるという思想的デフォルメをされていますので、「KOFのキム」だからこそメイ・リーが弟子たり得るのです。 その思想的デフォルメをされているキムの弟子だからか、このメイ・リーも正義の味方に憧れ、悪を倒す事を夢見ています。対ネスツチームやボスには「出たな、ネスツの改造人間！」と仮面ライダーのようなセリフを言います。でも山崎とかの悪人はスルー。それでいいのか正義の味方！ まあ確かに町のヤクザを潰しにいく仮面ライダーとか嫌だけど……。 KOF2001では出場予定だったジョン・フーンがアテナのコンサートへ向かう途中、残り少ないアテナのポスターを剥がそうと車道に飛び出して事故に遭ったため、メイ・リーが代理で出場という形になる。 KOF2002では女性格闘家チームで参戦。より特撮＆アニメ的な動きやセリフが増えた。 韓国のイオリス社との契約が切れたKOF2002以降は登場しておらず、KOF2002をほぼそのままコピーしたKOFネオウェーブでさえ登場しなかった事から、あまり評判の良いキャラではなかったのかも知れない。ひょっとすると権利関係で出られないのかも知れないが、どのキャラを出すかという企画段階でジョン・フーンと比較されるのは目に見えているため、その関係で落されているのかも。 構え変更とオタクという点でジョン・フーンの弟子と言われた方がしっくり来るのだが、KOF2001の公式ストーリーで入院中のジョン・フーンに「はじめまして」と挨拶をしている所から面識は無かったと解る。 技の動作やセリフが、ドランゴンボール、セーラームーン、仮面ライダーなどを元ネタにしているため、著作権的にも厳しいキャラなのかも知れないが、恐らく使いこなせたら楽しいキャラなのだろう。私には無理だが。 ヒーローモード中はガードができず、特殊技で全身にガードポイントを発生させるか緊急回避以外に防御手段がない。構え変更がほとんどの技からキャンセル可能なので、それを利用して連続技に組み込んだりする攻めの戦法が正しい使い方なのだろう。私には無理だが。 アンヘルやジョン・フーンと同じで、使いこなせるとハマるキャラの一人だとは思いますが……人気、ないのかなぁ？ では肝心の名前について。 韓国・中国以外の国では「メイ・リー」が正式名称となっており、綴りも「May Lee」となっていますが、KOF10周年サイトの韓国語版を見ると、ハングル文字でメイ・リーと書かれた後に括弧書がしてあります。 この文章中にハングル文字を入れると文字化けをする可能性があるため、ハングルフォントに似せた画像を作りましたので、それを使って紹介します。画像なので、ひょっとしたら見えない場合がありますが、その場合は再読込をして頂いて、それでも表示されない場合は一度管理人に連絡ください、対処します。 ではメイ・リーのハングルから。 メイ・リーをハングルで書くと    となります。 は、左端の四角が「m」の子音、「ト」を逆にした物の横に「1」をつけたような物が「e」の母音、つまり「m＋e＝メ」となります。続いて は数字の0の様なのが「発音しない子音」で、数字の1の様なのが「i」の母音です。韓国語に母音だけの発音はないらしく、ア行の場合でも子音を付けます。つまり「発音無し＋i＝イ」となります。最後に は、己のようなのが「r」の子音、数字の1のようなのが、先述の通り「i」の母音、つまり「r＋i＝リ」となります。纏めると、「メ＋イ＋リ＝メイ・リー」となるわけです。続いてイ・ジンジュの方に進みましょう。 イ・ジンジュをハングルで書くと   となります。 は先述の通り、「イ」です。 は左上の「人の上に一」みたいなものが「j」の子音、右上の「数字の1」のような物は先述の通り「i」の母音、下にある「つぶしたL」のようなものが「n」の子音、つまり「j＋i＋n＝ジン」となります。最後の は、上の「人の上に一」みたいなものが先述の通り「j」の子音で、下の「つぶしたT」のようなものが「u」の母音、つまり「j＋u＝ジュ」となります。纏めると、「イ＋ジン＋ジュ＝イ・ジンジュ」となります。さて、韓国は流石お隣の国と言うべきか、案外日本と共通する事があります。それは、漢字圏なので漢字を使いながらも自国独自の文字も使うという点と、文法や文字の捉え方が似ているということ。つまり、漢字の「李」を日本語のカタカナで書くと「リ」になるように、韓国のハングル文字も漢字を充てる事ができるわけです。 ということで、イ・ジンジュを漢字に直してみましょう。そうは言っても私は韓国語に疎い（どころか、この記事を書くまでハングルの知識がゼロに近かった）ので、「確実にこの漢字だ！」とまではいきません。いきませんが、そこそこの精度にはなるように調べてみました。 「イ」は「李」で間違いないでしょう。これはメイ・リー（May lee）の「リー」が「李」であるのと同じで、読み方が中国読みか韓国読みかという違いだけ。先ほども書きましたが、ハングル文字は母音や子音を組み合わせて作る文字なので、発音が違えば文字も変わるわけです。 「ジンジュ」ですが、「ジン」と「ジュ」に分けると候補がグッと増えてしまいます。しかし「ジンジュ」という単語があるのです。それを漢字に直すと「珍珠」と書きます。日本人の感覚で「珍」という字は間が抜けた印象を持ちますが、「珍珠」とはすなわち「真珠」の事です。韓国では「珍珠」、「眞珠」、「真珠」と三つの書き方があるようで、調べた限りでは「眞珠」と書くものが多かったのですが、人名に付ける際には「珍珠」と書く方が一般的な様子。珍珠という名前の人もちゃんといて、男女どちらにも珍珠という名前の方がいるようです。ちょっと調べただけでも男性の漫画家さんと、女優さんに李珍珠という同名の方がいました。KOF10周年サイトでは「名前は、当時のイオリスの担当者の方から頂きました」と書いていますが、これはイオリスに李珍珠という人がいたのか、メイ・リーという人がいたのか、それともその人が名付けたものを採用したのか不明。 名前についてもう一点。 李の読み方と綴りなんですが、綴りは「Lee」と「Li」の両方があるようです。読み方は「Li」は「イ」なんですけども、「Lee」は「リー」と「イ」の両方があるようです。理由は不明ですので素人の憶測になりますが、「李」と書いた場合「Lee（リー）」の方が国際社会での認知度が高く覚えて貰いやすいので、そう書いているという可能性があります。 メイ・リーの英字綴りは「May Lee」ですので、「漢字：李、綴り：Lee、読み方：リー」なのかと思ってしまいそうなのですが、ちょっと待って下さい。先述のハングル文字を見ると、メイ・リーのハングル綴りは 、リーは「」でした。しかし李珍珠の綴りは 、李は「」です。何が言いたいかお気づきかも知れませんが、「リー＝李」だとするとハングルの綴りが同じでないとおかしいのです。これが違うということはつまり「リー≠李」、メイ・リーこと李珍珠の「李（Lee）」は「リー」とは読まず、ハングル文字に従うと「李（Lee）」と書いて「イ」と読むのが正式という事になると私は考えたわけです。 ただし確証があるわけではないので、「キャラ名一覧」の「い」と「り」の両方に名前を記載したという次第です。 韓国のKOF事情に詳しい方、何か間違いがありましたら是非教えてくださいませ。 しかし何で"メイ"リー・ジンジュという名前になったんでしょ？ メイには韓国名があると教えて下さった方も言っておられたのですが、真珠という綺麗な名前があるのに……って、ひょっとしてソレかな？ ヒーローっぽくないとかそんな理由で……。ブルース・リーみたいにしたくて、5月生まれだからメイ、とか…………ありそうで嫌だなぁ(笑) 普段のSNKなら外国の人の名前を、その国にそんな名前があるのか調べずに作って突っ込まれるというのが多いんですけど、流石に韓国側から要望があったキャラで、しかも名前は当時の担当から貰ったというくらいだから、SNK側が作った名前ではないでしょう。とすると、案外さっきの説も冗談ではないかも？ |
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| 必殺技リスト （コマンドは作品名をクリックして、作品別ページから参照してください） |
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| セリフ＆掛け合い＆発言集 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 私のすべてをぶつけます！ ---KOF2001、対キム戦闘前セリフ--- 人間、素直になれた時の気持ちだけ覚えていればいいと思うよ！ ---KOF2002、対エディットチーム勝利メッセージ--- メイは正義パワーにより、0.1秒でヒーローに変身するのだ（ウソ） ---KOF2002、対エディットチーム勝利メッセージ--- 天に代わって……成敗！ ---KOF2002、対ネスツチーム戦闘前セリフ--- |
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